WBC に思う

 春です。町には一気にいろいろな花が咲き乱れています。桜にパンジー、チューリップ、ムスカルなどなど・・・・・
この時期桜前線のニュースが多く聞かれますが、今年は桜前線以上にWBC 世界野球が世の中を賑わせているように感じます。
 野球には無知な私ですが、注目したことがあります。大リーガーのダルビッシュ選手や大谷選手が、日本の若手選手の指導に率先して当たっているということです。試行錯誤で時間をかけて獲得した知識や技術を、惜しげもなく若手選手に提供しているということです。憧れの大スターである二人から直に指導を受けられるということですから、若手選手もワクワクしながら指導を受けていることでしょう。チームのムードもとても和気あいあいとした雰囲気が画面を通して伝わってきます。

 さて、ここで私達児童虐待に取り組む保健師の話が頭をよぎります。
若手保健師が先輩保健師に相談しても、相談に乗ってもらえないとよく耳にします。
そうですよね。児童虐待ケースの支援について、ほとんどの保健師は学生時代に講義を受けてこなかった。特にベテラン、といわれる世代は。私もそうでした。そして、今までの保健指導の手法だけでは対応できないことがたくさんある世界。だからこそ、経験者から知識・技術を学び、情報を共有する必要があると思います。若手だけでなく、中堅も、ベテラン保健師も。共有することで、お互いに支えあう和やかな職場の雰囲気ができていくといいですね。

この通信をみなさまに御覧いただく頃には、桜も満開となり、WBC も最終結果が出ていることと思います。日本チームの優勝を期待して!


高橋ゆきえ