愛おしい、あたりまえの暮らし
謹んで新春をお祝い申し上げます。
旧年中は、本協議会の発足にあたり、関心をお寄せいただきありがとうございます。
今年度は、新たな生活様式のメリットを活かしつつ、皆様との交流を図っていきたいと思います。
さて、COVID-19は変幻自在に変異を繰り返しています。新たな変異株は、再感染力が強力ともいわれており、収束は困難で長期化の様相を呈しています。皆様におかれましては、これまでの知見を活かし、医療崩壊の回避に向けた準備、自宅療養者に対するフォロー体制の整備、PCR検査の無料運用など種々ご苦労を重ねていることと思います。
約2年の間で、人が集まり会話をしたり,食べ物を取り分けながら楽しむ食事,歌を楽しむなど直接コミュニケーションをとる手段が奪われ,「あたりまえの日常」は一変しました。アクリル板越しの対話は,やはり不自然で,オンラインの限界も感じます。
とはいえ、感染症は不可避であり向き合わざるを得ません。そのような中、共存するためにコミュニケーションのありようも思索がますます必要です。人は一人では生きていけないことを知っている私たちは、互いに支えあい、多くの災害や災難を経験し、そこから立ち上がってきた歴史があります。この困難に、立ち向かえる力、立ち上がる力、あきらめずに幸せを追い求める力(well-being)、そんなレジリエンスを蓄えたいものです。
皆様のストレスも相当のものと想像します。自分を大切にし,自身の未来につながるレジリエンスを信じて発動させて欲しいと思います。
(理事 中板育美)